2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

抽象数学はつまみぐいである。(その3)

その表現どうり、各数学概念に共通する概念をつまみぐいして、集合と代数を用いて、 まとめるのである。 彌永昌吉先生の「数学のまなび方」を見てみよう。 75ページに公理というものは、ある既存あるいは実存のもについての命題体系を基礎づけるためのもので…

抽象数学を理解するために(その2)

前々回紹介した本に、「代数学への誘い」佐武一郎(遊星社)を紹介しました。 30ページと31ページを見てみると、 「定義とは、一種の公理であり、それを基にして理論を展開させるもの」と言っています。 公理とは、前もって定められたものを言い、それにつ…