同値類のはたらき
目つけとは、プロ野球の選手が打つ時に高めに目つけすると、
高めに強くなり、低めに弱くなる。これと同じように数学も
どの視点から数学概念をながめるかによって、解決がたやすくなったり、
難しくなったりする。
いろんなところに目つけできる方が、広がる。
同値類のはたらきもいろんな角度から見れるようにする。
{同値類のはたらき}
(Ⅰ)代表元を用いて、分類する。
(Ⅱ)全体を部分によって把握し、局所化する。
(Ⅲ)点集合・元が集合であると言う概念(族)を同値類は中に含んでいる。ここがわかると同値類はすっきりする。
(Ⅳ)集合をクラス分けする。このクラスとは、ラッセルのパラドックスをうち消すために存在する。
イデアルを眺めると、(a)は、aの倍数を表す。余りゼロの剰余類を表す。
これを、射影空間に持ち込むと、y=nxと原点をとうる直線を点とみなす。
これも、同値類の考えが潜んでいる。
ひとつのベクトルは、いろんな基底をとる事ができる、これをベクトルは、基底によらないと言ってもいいか?ベクトルが代表元になり、無限の基底を持っている。
そう考えると、ベクトルも同値類によって表わされる。
全体でみたものを~同値関係によって、局所化する。
具体的には、思いつきませんでした。なにか良い具体例をあげて下さい。
よろしくお願い致します。